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十匁玉中筒軍用抱筒

十匁玉中筒軍用抱筒 無銘 (兵庫県45522)

十匁玉中筒軍用抱筒 無銘


江戸時代
全長 95 cm 三尺一寸三分五厘
銃身長 69.5 cm 二尺二寸九分三厘
口径 1.8cm 六分弱
昭和四十年兵庫県登録
ご成約賜りました

 銃床底部に「壬申天三十九番 飾磨縣(しかまけん)改十四十一番 飾磨縣」(注1)の刻印がなされた軍用抱筒。この刻印は廃藩置県の翌年明治五年壬申の年に行われた全国の銃砲登録審査の際のものである。当時の我が国は数多の犠牲を払って、幕末の動乱を収束させ、近代国家へと変貌を遂げよるその最中にあった。一方、巷では既得権を剥奪された旧士族や時代の激変に適応できず没落した人々など不平不満が渦巻き、これに大久保利通・西郷隆盛・江藤新平等による中央での権力争いも加わって再び騒乱前夜の様相を呈していた。そこで治安の維持を目的に実施されたのがこの明治五年壬申の銃砲登録である。

 表題の火縄銃は十匁玉(口径約1.8cm)中筒とよばれるもので、機動性を重視して総長を三尺一寸三分強(95cm)と控えめに仕立てている。当時の飾磨県近在では井上上九十郎正継を流祖と仰ぐ井上流(外記流)火縄銃砲術が盛んに行われていたと伝え、同派にあっては國友製の火縄銃あるいは堺筒が好んで用いられたという(注2)。本作に特徴的な銃身の形状は丸銃身に上部のみ平らに仕立てる造り込み(丸銃身に表一角)でこれも外記流の好んだ形状である。謹直で隙の無い見事な出来もさることながら、ガタともしないカラクリ機構の保存状態からも古人の愛蔵の程が偲ばれる。

(注1)飾磨県は現在の兵庫県南西部
(注2)本作に良く似た形状の國友藤兵衛充俶の在銘作がある(『日本の古銃』澤田平著)

 

十匁玉中筒軍用抱筒


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