昇龍切金蒔絵堅木鞘合口脇差拵
Nobori ryu kirigane makie kataki saya aikuchi wakizashi koshirae

ご注文はこちら
三つのお約束
一覧

(刀身は入っておりません)

猛虎図縁頭・口金・栗形・鐺 割銘 義照(花押) 猛虎図目貫 割際端銘 赤城軒元孚 波に猛虎図小柄笄 銘 後藤光正(花押)
拵全長 一尺七寸二分(五二・二糎) 鞘長 一尺二寸四分 柄長 四寸九分 刃長 約九寸二分 反り 約六厘 茎長 約三寸五分 元幅 約八分五厘

 鞘の龍神に吠え掛かる猛虎で龍虎の図柄とした、美しくも勇ましい合口拵。鞘の下地は頑強な鉄刀木で、流れるような板目の地肌を気流に見立てたものであろう、この肌を活かして珠を?み天上を目指す龍神の姿を金粉盛上蒔絵で描き、龍の身体を包む火炎は朱漆地に金の切金で表している。縁頭、口金、栗形、鐺の一作揃金具は、激しく吠え合う五匹の猛虎を繊細な片切彫で濃密に彫り描いた江戸時代後期の京都金工佐藤義照の作で、強弱変化のある片切彫が筋肉質の虎の背や四肢に動きを与えている。大粒の鮫皮に据えられた目貫は赤城軒元孚の作。深みのある朧銀地を立体的な容彫に伸びやかな猛虎の姿を捉え、鮮やかな金の平象嵌と毛彫で体毛を描き、各部に繊細な色絵を加えている。小柄笄の二所は後藤光正の作。上質の朧銀地を磨地とし、確かな図採りで波の寄せ来る浜辺を高彫に表わし、虎の立つ砂浜は魚子地に仕上げ、大海上空の雲間に潜む龍神に吠え掛かる猛虎を素銅と金の高彫据紋に片切彫の手法で活写している。波には動きが感じられ、浜辺に打ち上げられた小さな貝殻も精巧である。
義照は文政十一年京都の生まれ。荒木東明と後藤光文に学んで繊細緻密な彫刻表現を会得。その後佐藤東峰の娘婿となり、同家を継いでいる。伏見家の御用を勤め、帯刀を許されていた。
赤城軒泰山元孚は、写実的な描写を得意とした江戸時代後期の水戸を代表する金工。江戸の奈良派に学んで情緒豊かな作品を遺し、多くの門人を育成して水戸金工の発展に寄与した。
光正は、後藤半左衛門家五代目辨乗光保の次男。
後藤一乗家に学び精巧で精密な彫刻を会得、多くの一乗門人達を監督する立場にあった。父没後は同家六代目を継いだ。

保存刀装鑑定書
価額1,100,000(消費税込)

BACK
Ginza Choshuya All Rights Reserved