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短刀 銘 兼在作 元亀三年二月吉
Tantou sign Kaneari saku
Genki 3 nen 2 gatsu kichi


美濃国 元亀 四百四十五年前
刃長 八寸八分七厘(二六・九糎) 
反り 一分四厘 元幅 七分六厘強 
重ね 一分六厘半 銀地一重ハバキ 白鞘入
昭和二十六年東京都登録

特別保存刀剣
価格 400,000円 (消費税込)

17 短刀 銘 兼在作
元亀三年二月吉

美濃国 元亀 四百四十五年前
刃長 八寸八分七厘(二六・九糎) 
反り 一分四厘 元幅 七分六厘強 
重ね 一分六厘半 銀地一重ハバキ 白鞘入
昭和二十六年東京都登録

 元亀二年九月に織田信長による比叡山の焼き討ちがあり、同じ頃に北条氏康が死去。その後北条氏政が武田信玄と同盟を結ぶなど、戦国時代の真っただ中は先が見えぬ状況であった。関七流の一、室屋関兼在は関善定派の兼吉の門人で、永享から宝徳頃の左衛門次郎あるいは左衛門五郎を祖とし、長禄頃の二代、延徳頃の三代右衛門五郎と続き、天正のこの兼在もまた右衛門五郎を名乗ったと伝えている。
この時代に特別の注文を得たものであろう、この短刀は美濃刀としては珍しく元亀三年の年紀が刻されている。元来の重ねが厚めで身幅が狭いことから鎧通しのように刺突の用を為し、さらに反り深く先反りも加わる構造から截断にも適しており、接近戦で激しく組み合うような状況で用いられた必殺の武器。所々に杢を交えた板目鍛えの地鉄はザングリと肌立ち、焼刃に応じた出入りの深い映りが立ち、良質の素材を丁寧に鍛えたことが判る。地に深く突き入る互の目乱の刃文は、焼頭が丸みを帯びたり沸で乱れた刃、矢筈風に左右に開く刃、尖刃、地中には小模様の飛焼を交え、地蔵風の帽子は焼き崩れて返り、断続的に施された棟焼となる。匂を主調に小沸を伴う明るい焼刃は、刃境に湯走り状に沸が流れて稲妻状の金線が横切り、刃中にも淡い帯状の沸筋が流れ、一段と沸付いた帽子は火炎風に沸ほつれが流れ掛かる。茎には、檜垣鑢に特徴的な細鑚からなる銘字が切られている。

短刀 銘 兼在作 元亀三年二月吉 差表短刀 銘 兼在作 元亀三年二月吉 差裏短刀 銘 兼在作 元亀三年二月吉 白鞘

短刀 銘 兼在作 元亀三年二月吉 切先短刀 銘 兼在作 元亀三年二月吉 刀身中央

短刀 銘 兼在作 元亀三年二月吉 切先短刀 銘 兼在作 元亀三年二月吉 刀身中央

短刀 銘 兼在作 元亀三年二月吉 ハバキ

短刀 銘 兼在作 元亀三年二月吉 押形

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