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三つのお約束
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刀 銘 刀 銘 次郎太郎直勝 天保十一年春二月日

武蔵国 天保 三十六歳 百七十六年前 刃長 二尺三寸二分六厘(七〇・五糎) 反り 五分三厘 元幅 一寸五厘先幅 七分 棟重ね 二分二厘半 鎬重ね 二分六厘強 金着二重ハバキ 白鞘入 昭和二十六年群馬県登録

特別保存刀剣

 次郎太郎直勝は文化二年上野国館林の生まれ。大慶直胤に学んで技術を会得、後にその養子となり、共に館林藩工として活躍している。相州、大和、備前の各伝に通じる師の直胤とは異なり、専ら備前伝に取り組み、時には師を凌駕する作品を遺している。
この刀は、鎌倉時代の備前物への復古意識を鮮明にしながらも時代の好みに応じ、適度な反りを付けた頑強な造り込み。物打辺りの身幅も広く平肉厚く、鎬を張らせて激しい打ち合いにも応じられる構造とした打刀。地鉄は直胤を手本としたものであろう、常に見られる直勝の作風に比較して杢目を強く意識した肌立ちごころの板目鍛えで、細かな地沸で覆われた全面に乱れ映りが現れて覇気に富んでおり、水心子正秀の復古刀理論を現実のものとした高い技術が垣間見える。刃文は所々に逆ごころのある小互の目丁子の連続からなり、帽子も小模様に互の目が乱れ込んで先尖りごころに返る。匂を主調にして刃境に小沸の付く焼刃は明るく、小丁子で小さく乱れた焼頭は構成線に変化があり、一部は尖り、一部は丸みを帯びたオタマジャクシや茶花のように地に突き入り、それらが四つ五つと寄り合って拳状に連なる。匂の満ちた刃中に射す長い足には金線と砂流しを伴う無数の刃肌が交差して、地刃共に動きのある層状の働きが魅力となっている。化粧鑢を施した茎は、急角度の筋違鑢が深く施されており、大振りの銘が堂々と刻されている。

刀 銘 刀 銘 次郎太郎直勝 天保十一年春二月日

刀 銘 刀 銘 次郎太郎直勝 天保十一年春二月日 拡大表

刀 銘 刀 銘 次郎太郎直勝 天保十一年春二月日 拡大裏


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