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刀 銘 備州長舩祐定作 元亀四年八月日 

備前国 元亀 四百四十一年前  刃長 二尺三寸二分五厘(七〇・五糎) 反り 六分五厘 元幅 一寸五厘半
先幅 七分二厘半 棟重ね 二分三厘 鎬重ね 二分五厘 製金着二重ハバキ 白鞘入 
昭和三十一年東京都登録
保存刀剣
価額1,450,000円(消費税込)


  元亀四年七月、将軍義昭が織田信長により京から追放され、室町幕府は終焉を迎えた。既に将軍の権力の失墜と共に守護大名の権力も危ういものとなり、新たな規範を求めた闘争が激化していた。武器製造においては長い歴史を持つ長舩鍛冶の中でも祐定一門は、多大な需要に応えるべく多くの優工を育て、その高い技術を集約し、良く斬れてしかも頑強な刀を供給していたのであった。

 この刀は一寸五分ほど磨り上げられており、元来は二尺五寸にほど近い長刀。身幅広く先幅も応じて広く、鎬が張り、刃先は鋭く截断に適してなお打ち合いにも耐えられる頑強な構造。鋒延びごころに南北朝時代の磨り上げ刀を手本としたことが想像され、婆娑羅の気風を背にして戦場を経巡った武士の姿が浮かびくる。杢目を交えた板目鍛えの地鉄は地景に地沸が絡み、強く肌立って戦国乱世の風情が濃厚。直刃に湾れを交えた刃文は小互の目小丁子、尖り込む刃、湯走り、飛焼などが加わり、刃境には金線を伴うほつれ、喰い違い、打ちのけ、小足、葉なども働いて刃形は複雑。締まった匂に小沸が付いて明るく、物打辺りは特に乱れが強まり、帽子も激しく乱れ込んで焼崩れるなど、この頃の祐定の特徴が良く現れている。


 

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