私の正体は? ―鑑定刀 第十三回(最終回)【解答】
鑑定刀第十三回の解答です。月刊『銀座情報』11月号掲載品より2振採り上げて出題いたしました。
私の正体は? ―鑑定刀 第十三回【問題】
鑑定刀、二振を『銀座情報』11月号(10/16発売予定)よりセレクトして出題いたしました。
私の正体は? ―鑑定刀 第十二回【解答】
第十二回出題 第十二回解答 第十一回出題 第十一回解答 第十回出題 第十回解答 第九回出題 第九回解答 第八回出題 第八回解答 第七回出題 第七回解答 第六回出題 第六回解答 第五回出題 第五回解答 第四回出題 第四回解答 第三回出題 第三回解答 第二回出題 第二回解答...
私の正体は? ―鑑定刀 第八回【解答】
【解答】 一振目:[正解]刀 銘(一葉葵紋)主水正正清 享保九年二月 問題1は主水正正清の享保九年二月の刀でした。 主水正正清は薩摩の人で、相州伝の名手です。時代は享保頃の人です。 彼は、元々、無名の人でした。が、徳川吉宗の引き立てを得ました。 どうしてでしょうか?...
私の正体は? ―鑑定刀 第八回【問題】
【第八回:一振目】 刃長二尺三寸六分九厘 反六分六厘 元幅一寸一分 先幅七分 棟重ね二分四厘 鎬重ね二分五厘 鎬造。庵棟。身幅広く重ね厚い。反りやや高く中鋒延びごころ。堂々たる姿。 地鉄は小板目肌詰み澄んで冴える。地沸が微塵について地景脈打つように入る。...
私の正体は? ―鑑定刀 第七回【問題】
【第七回:一振目】 刃長二尺一寸三分六厘 反り五分 元幅一寸三厘 先幅七分三厘 棟重ね二分三厘 鎬重ね二分一四厘 鎬造。庵棟。身幅広く重ね厚く、僅かに鎬地の肉が削がれて相対に鎬筋が張った造り込み。 地鉄は小板目肌詰む。地沸細かにつく。地肌潤う。映り立つ。...
私の正体は? ―鑑定刀 第六回【解答】
【解答】 一振目:[正解]刀 銘 於武州江戸越前康継(初代) 問題1は於武州江戸越前康継の刀でした。初代康継です。 元先の幅差が少なく、鋒が延びごころとなる豪快な姿といえば、慶長新刀です。 地鉄は板目肌に地景が密に入っているようです。無地風にはなっていないようだ。...
私の正体は? ―鑑定刀 第六回【問題】
【第六回:一振目】 刃長二尺三寸四分三厘 反り七分二厘 元幅一寸五厘 先幅八分 棟重ね二分二厘 鎬重ね二分一厘半 鎬造。庵棟。身幅広く、元先の幅差少ない。重ね厚い。反りやや高く中鋒延びごころ。典型的な〇〇〇刀体配 ※ヒント。...
私の正体は? ―鑑定刀 第五回【解答】
【解答】 一振目:[正解]脇差 銘 大和守安定 金象嵌銘 寛文元年閏八月八日大袈裟片手打截断 山野加右衛門六十四歳切之永久(花押) 問題1は大和守安定の脇差でした。 寛文新刀ですが、極端に反りは浅くなく、先幅も広く鋒が詰まっており、極端な寛文新刀体配ではないですが、元先の幅...
私の正体は? ―鑑定刀 第五回【問題】
【第五回:一振目】 刃長一尺六寸四分半 反り三分三厘 元幅一寸七厘強 先幅八分一厘強 重ね二分三厘 鎬造。庵棟。身幅広く重ね厚い。反り浅く中鋒ですが、詰まって、がっちりとして力強い。 地鉄は小板目肌。地景が密に入り、地沸厚く付いて肌潤う。...