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時雨亭透鍔(鐔)
無銘 京正阿弥
Shuguretei sukashui tsuba
Unsigned Kyo shoami
江戸時代前期
鉄地丸形肉彫り地透布目象嵌
縦:83mm 横:82.7mm
切羽台厚さ:4.4mm
耳際厚さ:4.8mm
桐箱入
Early Edo period
Yamashiro province
Iron
Hright: 83mm
Width: 82.7mm
Thickness at seppadai: 4.4mm
Thickness at mimi (rim): 4.8mm
Kiri box
-
100,000
円(税込)
拵用金具
2170
No.
葛の絡まる小亭の図を「時雨亭」と呼ぶ。鎌倉時代初期の歌人藤原定家が「百人一首」を編纂したと伝えられる小倉山山荘の別名である。時雨亭の名は「偽りのなき世なりけり神無月 誰がまことより時雨初めけん」の歌に因んだという説がある。古風な丸形の地鉄は鍛え良く、錆色深い。こんもりとした厚みのある屋根に施された強弱のある毛彫と金布目象嵌がしっとりとした時雨の風情を感じさせ、しみじみと味わい深い。裏面の切羽台下に配された岩が伏した女人のようにも見え、室町時代の能楽師金春禅竹が創作した謡曲「定家」も思い起こされる。
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