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香炉・松皮菱紋透鍔(鐔)
無銘 金山
incense burner and Matsukawabishi-mon motif tsuba
Unsigned Kanayama
鍔
No.
1059
特別保存
-
円(税込)
室町時代
鉄地四ツ木瓜形地透
縦:71.2mm 横:61mm
切羽台厚さ:5mm
耳際厚さ:8.5mm
上製落込桐箱入
Late Edo period
Tosa province
Iron
Height: 83mm
Width: 80.6mm
Thickness at seppadai: 6.3mm
Thickness at mimi: 6.2mm
Kiri box
掌に収まってしまう小さな鐔である。しかしこの中に時代の上がる金山鐔の魅力がギュッと詰まっている。滑らかな感触で、黒味を帯びた鍛えの良い地鉄には一際黒く粒状の鉄骨が現れている。引き締まった縦長四ツ木瓜形の耳は厚く、切羽台に向かってやや薄くなる中低の造り込み。入隅に猪目透を配した意匠は鎌倉期の太刀鐔の様式でもある。切羽台は刀への装着の際に赤銅で補完したもの。透の一部に割れや欠けが見られるが、数百年をかけて、この鐔が代々の所有者にいかに愛好されてきたかを如実に物語っている。金山鐔と称されるものの中で最も時代の上がるものであろう。
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