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鳩に鏃図鍔(鐔)
銘 後藤光久(花押)
Pigeon and arrowheads motif tsuba
Signed Goto Mitsuhisa (Kao)
鍔
No.
1079







特別保存
230,000
円(税込)
江戸時代後期 山城国京都
鉄地木瓜形高彫象嵌色絵打返耳
縦:76.5mm 横:70.9mm
切羽台厚さ:3mm
耳際厚さ:5mm
特製桐箱入
Late Edo period
Kyoto, Yamashiro province
Iron
Height: 76.5mm
Width: 70.9mm
Thickness at seppadai: 3mm
Thickness at mimi (rim): 5mm
Kiri box
音声解説
00:00 / 01:04
切込みの浅い木瓜形を打ち返し耳とした一乗派が得意とする造り込み。陶板のように光沢のある鉄地には鳩と鏃の高彫象嵌。空には棚引く雲が金と赤銅の直線で簡潔に表わされている。写実的な鳩と鏃との異なる表現方法が興味深い。鳩は八幡宮を、弓矢は八幡太郎義家、あるいは武士そのものを連想させるが、本作は弓矢ではなく散らばった鏃である。一乗派には朽ちた木材や古瓦を散らし置いた図の鐔がある。光久も得意とした画題で、動乱の時代の影響か、無常観や寂寥感、郷愁を誘う。制作年はわからないが、本作もやはり世情を反映して、一つの時代の終わりを暗示しているのではないか。そう考えると大和絵風の雲にも何か含みがあるようにも思われる。光久は後藤一乗の兄是乗(光凞)の子で治左衛門家の六代目を襲った。一乗に似た作風の上手である。
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