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蓬莱仙境図小柄 銘 後藤廉乗(花押)
Horai motif kozuka
Renjo
江戸中期
山城国京都
‐武蔵国江戸
赤銅魚子地高彫
色絵裏板金地
長さ九六・二㍉
幅一三・五㍉
特製落込桐箱入
Mid-Edo period
Kyoto, Yamashiro
-Edo, Musashi
Shakudo
Length 96.2mm
Width 13.5mm
special kiri box
特別保存
450,000
円(税込)
No.
徳川家の御用を勤めた後藤宗家十代廉乗(れんじょう)は同八代即乗の子で寛永五年の生まれ。承応元年に家督を相続し、幕命により江戸神田永富町に屋敷を拝領して京と江戸とを往還した。廉乗自身銘になるこの小柄は、漆黒の赤銅地を魚子地に仕上げ、ふっくらとした高彫で海辺の山々を彫り出し、松樹を近景に山を越えて帰巣する鶴を描き添えた作。四季を明確にする我が国には独特の自然観がある。その詩情豊かな景色を山水風に表現しており、的確な画面構成が美しい。見えない裏板は金地で豪華。
特別保存刀装具鑑定書
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