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鞍置馬に馬柄杓図小柄  銘 町田盛重(花押)

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”Kura oki uma ni uma hishaku" (Saddle a horse)

Morishige

江戸中期 
武蔵国江戸京橋
赤銅魚子地金高彫据文色絵
裏板金哺
長さ97.4mm
幅14.6mm
上製落込桐箱入
保存刀装具鑑定書
Mid Edo period
Kyobashi, Edo, Musashi province
Shakudo
Length : 97.4mm
Width : 14.6mm
Special Kiri Box
Hozon

保存

200,000

円(税込)

小柄

2140

​No.

 馬柄杓は、鞍や鐙と同様に高位の武家の備えとして、優れた装飾が施されていた。この小柄は、古くから「弓馬の道」の謂いがあるように、武士にとって欠くことのできない芸道を題に採り軍馬の佇む様子を彫り描いた作。細やかな赤魚子地に、出陣を待つ馬は金地高彫据文、馬柄杓は高彫に金色絵。町田盛重は後藤七郎兵衛家五代目隆乗の門人で、後藤の作風を以て貫禄のある作品を遺している。この小柄も後藤家に紛れる見事な出来となっている。
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