新商品のご案内 刀 銘 肥前國住近江大掾藤原忠廣(大業物)
藩主鍋島勝茂侯が肥前國忠吉に打たせた優刀を幕閣の有力者に献上したように、肥前佐賀藩の自慢は、景徳鎮の焼物に比肩する評価を得た有田焼と肥前國忠吉の刀である。近江大掾忠廣はその二代目。寛永九年十九歳で家督を継承し、嫡子陸奥守忠吉ら門弟を指導し、元禄六年八十歳で没する直前まで鍛冶場に向かい、品格ある姿に地刃の冴えた作を手掛け、肥前刀の名を高からしめた優工として古来声望が高い。
伊万里焼。日本刀と並んで佐賀藩の有力な特産品とされた。
(色絵花鳥文六角壺 17世紀 東京国立博物館蔵 Wikipedia より)