新商品のご案内 網代鞘腰刀拵(清正公拵) 短刀 銘 日州住人景清作之 平成壬申秋
拵全長 一尺二寸三分七厘半(37.5㎝) 柄長 三寸六分三厘(11㎝)
刀身:松葉景清(國正) 宮崎県日向市 平成四年作33歳作 無鑑査刀匠
肥後熊本の本妙寺は加藤清正の菩提寺で、清正の短刀拵を蔵している。鞘を腰刻に網代仕立てとし、皺塗の柄には山銅に金色絵で土筆図目貫が附され、永正祐定の短刀が収められている。清正公拵と呼ばれる。
透漆仕上げで美しい光沢のある網代鞘のこの拵は清正公拵の写し。附帯する短刀は松葉景清(かげきよ)刀匠の両刃造短刀。長舩源兵衛尉祐定を想わせる力強い姿で、地鉄は小板目肌、微かに柾を交えて詰み、小粒の地沸が均一につく。刃文は互の目に丁子、祐定得意の蟹の爪を想わせる尖った刃を交えて高低変化する。
伝説の祐定の短刀と外装を念頭に創出された、平成の優品。
熊本本妙寺蔵の清正公拵(『肥後金工大鑑』より)