新商品のご案内 寸延び短刀 銘 宗継(宮川筑前守宗継)
寸延び短刀 銘 宗継(宮川筑前守宗継)
Sun-nobi tanto: Sig. MUNETSUGU
(Miyagawa Chikuzen no kami Munetsugu)
―松代藩の課した過酷な荒試し―
宮川宗継は信濃国松代藩真田家の刀工。清麿の兄山浦真雄に師事する。
松代藩は実戦での白刃戦を想定し、刀の切れ味はもちろん、何より耐久性を重んじた。嘉永六年三月に実施した荒試しは、青竹を芯にした巻藁や鉄兜、鹿角等を刀で三十回以上叩く、刀の棟と平地を鉄杖で三十回以上打つという過酷さ。その中で抜群の耐久性を示したのが宗継の師真雄の刀。宗継は師の間近で会得した技術を駆使し、幕末動乱の時代の要求に応じたのであった。
身幅が広く重ねの厚い頑丈な体配。
刃文は互の目に浅い湾れ、角がかった刃を交えて抑揚変化する。
茎の筋違鑢には師真雄にもある玉が突かれ、二字銘もまた真雄にもある草書体で鮮やか。
TOPIX
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月刊『銀座情報』 令和五年6月(440号) 5/16発売
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新刊書籍のご案内
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