新商品のご案内 平三角直槍 銘 越中守正俊(初代)(業物)
平三角直槍 銘 越中守正俊(初代)(業物)
Tanto: Sig.Hizen no kuni ju Fujiwara no TADAHIRO (The 2nd generation)(O Wazamono)
―小振りながら姿凛として美しい槍姿―
正俊は戦国期の美濃刀工兼道の子。永禄二年美濃に旅した二条関白晴良に従い、兄伊賀守金道・丹波守吉道・和泉守来金道らと上京(『鍛冶金道系図』)している。朝廷の御用を勤めたことから慶長二年九月十二日に越中守を受領した正俊は、一族中作域が最も広く、しかも技量が頗る優れており、堀川國廣、出羽大掾國路等と同時代に活躍した洛中でも屈指の名人であった。
塩首ががっちりとし、屹然と立った鎬筋と刃先の構成線が調和をなして鋒に結んだ、小振りながら姿凛として美しい造り込み。

鉄色の明るい地鉄は、ゆったりと流れるような柾目肌で、肌目に沿って地景が働き、小粒の地沸が厚く付いて沸映りが立つ。
互の目乱の刃文は美濃を本国とする正俊らしく、尖りごころの刃、角がかった刃を交えて低い焼幅ながら高低変化。帽子は僅かに弛み、掃き掛けて小丸に返る三品帽子。
1000年の歴史
平安の太刀 壱
太刀 生ぶ茎無銘 古波平
銀座長州屋YouTubeチャンネルにて公開中。
反りを持った美しい姿の日本刀。
その日本刀が歴史上に現れたのは平安時代であるとされております。
今回の動画で採り上げる、古波平と極められたこの太刀は、平安時代中期のものと推定されており、史上最も古い年紀として知られる平治二年紀の行正を、製作年代の上で凌ぐと鑑られます。
しかも製作当初から現在に至るまで、姿に一切手を加えられていない、生ぶ茎。
切先から茎の先端まで、製作された千年の昔から変わらぬ姿で、令和の世に現存した
この稀有な作を、余すところなく鑑賞、解説してまいります。
博物館、美術館でも滅多にお目にかかることのない、平安時代中期の太刀、隅から隅まで全て!お見せ致します。
乞うご期待。
【参考】
Youtubeチャンネル#57
なんだこりゃ? 正倉院? 聖徳太子の時代の刀
Youtubeチャンネル#16
鎌倉殿の13人 梶原景時に何が起こったか?【国宝 狐ヶ崎為次】

銀座長州屋YouTubeチャンネルにて公開中。
月刊『銀座情報』2025年2月号(460号)
1/16発売
Web公開中
3月号は2/17発売予定
最終回です
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